早漏の治し方を徹底解説!|6つの対策・治療方法|症状やトレーニングについて

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早漏 改善

性行為のときに、思いのほか早く射精してしまったことはありませんか?

早漏ではパートナーに対して申し訳なくなり、早漏が続くと性行為が苦痛になってきますよね。

早漏が少しでも改善できたら性行為をもっと楽しめるのにと思いませんか?

今後の性行為が少しでも満足できるようになるため、今回は早漏の正しい知識や原因、対策・治療方法を徹底解説します。

早漏とは?

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早漏の定義

早漏は射精障害の1つであり、国際性機能学会(ISSM)で定義されています。

・挿入前、挿入時、挿入後1分以内に射精が起こる

・射精までのタイミングのコントロールが困難、またはできない

・早漏に悩みや精神的な苦痛を感じ、性行為に対してネガティブになる

どの程度の男性が早漏か?

TENGAヘルスケアの調査(2018年)によると、20〜70代の男性が早漏であると思っている人の割合は40.1%になります。更にその中で、早漏に悩んでいる人の割合は70.2%といわれています。

上記の調査から早漏の方が多く、悩んでいることが分かりました。

2.5人に1人は早漏であるため、早漏は珍しいことではありません。

早漏の基準

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早漏の程度はPEDT(Premature Ejaculation Diagnostic Tool)と呼ばれる5つの質問で判断することができます。

問1:膣内挿入中、射精を遅らせるのはどのくらい困難ですか?

全く困難ではない0点
多少難しい1点
難しい2点
非常に難しい3点
極めて難しい・ほぼ不可能4点

問2:膣内挿入中、あなたが望む前に射精してしまう割合はどの程度ですか?

ほとんどない、もしくは全くない0点
4回に1回程度1点
半分程度2点
4回に3回程度3点
ほとんど毎回、もしくは毎回4点

問3:膣内挿入中、弱い刺激だけで射精してしまう割合はどの程度ですか?

ほとんどない、もしくは全くない0点
4回に1回程度1点
半分程度2点
4回に3回程度3点
ほとんど毎回、もしくは毎回4点

問4:望んでいるタイミングの前で射精してしまうことは、ストレスを感じていますか?

全く感じていない0点
多少感じている1点
感じている2点
非常に感じている3点
極めて強く感じている4点

問5:あなたの射精が早いことで、パートナーが性的に満足していない可能性について、あなたはどの程度心配していますか?

全く感じていない0点
多少感じている1点
感じている2点
非常に感じている3点
極めて強く感じている4点

合計点数と早漏の重症度は以下の通りです。

8点以下正常
9〜10点軽度早漏
11〜15点早漏
16点以上重度早漏

女性が理想とする挿入時間と男性の悩みとは?

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女性が理想とする挿入時間とは?

TENGAヘルスケアが2017年に調査したところ、実際の挿入時間の平均は11.2分理想の挿入時間の平均は9.7分でした。

そのため、10分ほど挿入することができれば、女性の満足度は最低限あるのではないでしょうか?

早漏による男性の悩みとは?

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早漏による男性の悩みは以下になります。

・男女共に性行為の満足度の低下

・性行為への自信の低下

・性行為に対して消極的になる

早漏は病気ではありませんが、パートナーとの関係の悪化や自信の低下など生活の質も低下してしまいます。

外国では、早漏が離婚の原因になるといわれています。

早漏の原因とは?

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早漏の原因は3つあります。

・過敏性早漏

・心因性早漏

・衰弱性早漏

以下で詳しく解説します。

過敏性早漏

過敏性早漏は、少しの刺激でも敏感に感じてしまい射精してしまうことです。

過敏性早漏は以下の3つのタイプに多いといわれています。

①性行為経験が少なく若い人

②頻繁にスポーツを行う

③包茎で亀頭への刺激に不慣れ

過敏性早漏は最も多い原因になり、性欲の強い若い年代に多くみられます。性行為の回数を重ねることで改善されるといわれています。

心因性早漏

心因性早漏は、ストレスによる精神的な負担があり早漏になってしまうことです。

心因性早漏は以下の5つのタイプに多いといわれています。

①性行為の経験が少ない

②長期間、性行為をしていない

③性行為の失敗経験がある

④日常生活でのストレスがある

⑤マスターベーションを早く終わらせている

性行為をするためには副交感神経が優位にはたらかないといけません。ですが、緊張や不安が強いと交感神経が優位にはたらいてしまい射精が早くなってしまいます。副交感神経はリラックスしているときに優位になり、交感神経は活動時に優位になるといわれています。

心因性早漏の改善には、「セロトニン」という神経伝達物質を増やすことが大切です。セロトニンは体を休めている時に放出されます。

衰弱性早漏

衰弱性早漏は、加齢などにより射精をコントロールする筋肉が衰え、射精のコントロールが難しくなってしまうことです。

衰弱性早漏は以下の3つのタイプに多いといわれています。

①中高年(40〜60代)の方

②運動不足

③デスクワークが多い

加齢や運動不足により腕や足の筋力は低下します。さらに、射精に関わる筋力も低下してしまいます。射精をコントロールするには射精管閉鎖筋を鍛える必要がありますが、衰えると射精のコントロールの困難、射精の勢いが弱くなります。

早漏の対策はどのようなことをするのか?

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早漏は対策することで改善可能です。

早漏の対策は6つあり、以下で解説します。

骨盤底筋群のトレーニング(ケーゲル体操):衰弱性早漏のための対策

骨盤底筋群とは骨盤の底に位置し、骨盤内にある臓器を支えている筋肉の総称です。骨盤を形成する恥骨、尾骨、坐骨にハンモックのように付いています。また臓器を正しい位置に保ち、尿道や肛門を締めて排泄や射精をコントロールします。

骨盤底筋群のトレーニングにはケーゲル体操があります。

姿勢は仰向けや椅子に座った状態、立っても行うことができます。

①肛門や尿道を5秒締める

②その後5秒力を抜きリラックスする

上記の工程を10回1セットとして、1日に3セット行います。

簡単な体操になるので、テレビを見ている時や電車に乗っている時に行えます。

注意点は2つあり、リラックスした状態で行うこと、息を止めないことになります。

スクイーズ法:過敏性早漏の対策

スクイーズ法はマスターベーション時に1人で行う方法になります。

①マスターベーションを行い、射精直前まで刺激を続ける

②亀頭の付け根を4秒程度押さえ、射精を我慢する

上記の工程を1回のマスターベーションで4〜5回繰り返します。

トレーニングを繰り返すことにより刺激に慣れ、過敏性早漏の改善につながります。

セマンズ法:過敏性早漏の対策

セマンズ法はパートナーにペニスを刺激してもらう協力が必要です。

スクイーズ法と同様に射精の直前に刺激をやめて、射精を我慢します。

方法は3種類あり、段階的に刺激を強くします。

①パートナーの手で刺激してもらう

②パートナーの手にローションをつけて刺激してもらう

③パートナーに挿入して刺激してもらう(騎乗位)

セマンズ法を行う際に注意点があります。パートナーへの負担が大きく欲求不満になりやすいです。そのため、パートナーにも愛撫を行い満足してもらえるように努力しましょう。

意識の切り替える:心因性早漏の対策

興奮が高まると射精しやすくなってしまうので、興奮を抑えるために意識を切り替えることで早漏の対策になります。

意識の切り替えは、性行為に関係ないことを考えることです。具体的には、今日の出来事や宇宙のことなど、興奮につながらないことを考えると良いです。

早漏を告白する:心因性早漏の対策

性行為前にパートナーに自分が早漏であることを伝えることも対策になります。パートナーに伝えることで余計な負担をかけず、早漏の改善に対して協力してもらいやすくなします。

パートナーに早漏であることを伝えるのは辛いですが、これから良い関係を築くためにも勇気をもって伝えましょう。

体位を変更する:過敏性早漏の対策

性行為時に射精しそうな時に体位を変更することにより、興奮がリセットさて射精までの時間を延長させる方法です。体位を変える時には深呼吸をすることや休憩を挟むことで、より落ち着くことができます。

性行為の体位では、「正常位」、「騎乗位」が射精しやすいといわれています。

そのため早漏の方には、「座位」「側位」がおすすめとなります。

また体位を変えることは早漏改善だけでなく、性行為のマンネリ化を防ぐこともできます。

早漏改善の治療薬

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これまで早漏の改善方法を解説的ましたが、効果が出るまでに時間を要すものもありました。

トレーニングを継続しつつ、早漏を今すぐに改善したい方のために治療薬があります。

代表的な3つの治療薬について解説します。

プリリジー

プリリジーには内服薬になり、「ダポキセチン」という早漏防止の主成分が含まれています。ダポキセチンは世界で唯一承認されている早漏治療薬の成分になり、世界60カ国以上で認可されています。ですが、日本では認可されていません。

そのため薬を使用するためには、病院での医師の処方が必ず必要になります。

インターネットで販売されていますが粗悪品や偽物の可能性があり危険なので、個人で購入することは絶対にやめましょう。

ダポキセチンの効果や副作用、効果の発現時間・持続時間を以下の表で解説します。

効果セロトニンの吸収を抑えることで興奮や不安の緊張を抑制し、射精時間を2〜3倍に延長させる
副作用口の渇き、吐き気、頭痛、下痢、不眠症、めまい、たちくらみ
効果の発現時間服用後1〜3時間
効果の持続時間3〜5時間

セロトニンは神経伝達物質の1つになり、副交感神経が優位(リラックスしている)な時に放出されます。

射精時には交感神経が優位になりますが、セロトニンの吸収を抑えることで副交感神経を優位に保つことで射精までの時間が延長される仕組みになっています。

また、使用を継続することで射精のコントロールを改善させ、その効果が増強します。

副作用の出現頻度は9%と一般の医薬品に比べても低いので、安全性が高い医薬品になります。

VPMAXスプレー

VPMAXスプレーはペニスにスプレーする早漏防止薬になります。成分には局所麻酔に使用される「リドカイン」が含まれています。VPMAXスプレー自体のサイズが小さいため持ち運びが楽であり、急に必要になった時にもすぐに使用することができます。

VPMAXスプレーの容量、効果や副作用、効果の発現時間・持続時間について以下の表で解説します。

内容量10ml(25〜30回分相当)
効果性的刺激の感度を抑え、射精時間を遅らせる
副作用かゆみ、かぶれ、発疹
効果の発現時間使用後10分程度
効果の持続時間30分〜1時間程度

VPMAXスプレーは即効性があるので、性行為の直前に使用するのがおすすめです。

VPMAXスプレーの使用に2つ注意点がり、①使用後は性行為前にシャワーで洗い流すこと、②3回以上スプレーしないことです。

VPMAXスプレーは麻酔薬になるので洗い流さず挿入してしまうと、女性にも麻酔効果が作用してしまい感度が低下してしまいます。また3回以上スプレーしてしまうと、男性の感度が著しく低下してしまい遅漏の原因になってしまいます。

ED治療薬

衰弱性早漏の原因には勃起の硬さの低下による刺激への過敏性が増してしまうため、ED

治療薬が有効になります。

ED治療薬の効果や副作用、効果の発現時間・持続時間について以下の表で解説します。

効果ペニスの血管を広げ、勃起を増強する
副作用目の充血、ほてり、鼻詰まりなど
効果の発現時間約1時間
効果の持続時間4〜5時間

外科的手術は早漏に有効か?

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早漏治療の外科的手術には、包茎手術やヒアルロン酸の注入、包皮小帯の切除、亀頭冠の焼灼などがあります。しかし、外科的手術はカイドラインで推奨されていません。

また手術の合併症として、神経損傷や感染などによる性機能障害を引き起こす可能性があります。

そのため、外科的手術は早漏治療として推奨しません

パートナーの満足感を上げる方法

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最後に、早漏でもパートナーの満足度を上げる方法を解説します。

結論は、前戯や後戯の時間をそれぞれ5分延長させることです。

4割の女性が前戯、後戯の時間が短いと感じているようです。

以下の結果は5000人以上の女性を対象にした調査になり、前戯時間、後戯時間の現実と女性の希望時間を表しています。

現実女性の希望
前戯時間(中央値)15分20分
後戯時間(中央値)5分10分

※中央値とは、データの数値を小さい順に並べた時にちょうど真ん中の値のことです。

上記の表からも女性が前戯、後戯の時間が短いと感じていることがわかります。

これから女性の満足度を上げるためにも、前戯、後戯の時間をあと5分ずつ増やしましょう。

早漏の原因に合わせて対策していきましょう

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早漏の正しい知識や原因、対策・治療方法は理解できたでしょうか?

早漏は原因に合わせて対策することで、早漏を改善できることがわかりましたね。

早漏の対策には1人で行える方法から、パートナーの協力を必要とする方法もあるので、しっかりパートナーと話し合いどの方法を行うか決めましょう。

また即時的に効果を得たい場合は病院を受診して医師に薬を処方してもらいましょう。

早漏が改善すると性行為が充実するだけでなくパートナーとの関係も良好になるので、しっかり対策を行い男性としての自信もつけていきましょう。

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