心理的な原因や肉体的な原因でEDになってしまう方は、中年の方に限らず20代〜30代の若者にも多いです。
また、自分のパートナーがEDになってしまった場合は、どのようなケアをしてあげればいいのか悩む方もいます。
今回は、EDが治ったきっかけや発症の原因、改善方法や治療薬、パートナーができることまで徹底解説します。
EDとは?
EDとは、英語の「Erectile Disfunction」を略した名称で、勃起不全や勃起機能の低下のことです。
また、勃起しないことだけでなく、勃起の硬さや不十分だったり勃起状態が維持できないなど、性行為が満足に行えない状態も、EDになります。
性欲は減少していないことが多く、興奮しても勃起できなかったり、十分に硬くならないという方は、EDの中でも多い症状です。
EDになる原因とは?
EDで悩んでいる方や治療を行っている方は、どのようなことが原因で発症してしまうのでしょうか。
ここでは、EDになる原因について、主に3つ解説します。
心理的な原因で起きる
ストレスやプレッシャーなど心理的な原因でEDを発症する方は、20代〜30代の若者に多いです。
また、具体的に心理的な原因として、主に以下のような理由があります。
- パートナーとの関係性に問題がある
- 仕事や人間関係で強いストレスを感じている
- 過去の恋愛や性行為でトラウマがある
- 心身ともに疲労している
- 性的興奮に慣れてしまった
心理的な原因は人によってさまざまですが、主に以上のようなことが原因でEDになる方が多いです。
身体的な原因で起きる
血管やホルモン、神経や筋肉など身体的な原因でEDを発症する方は、40代以降の中年の方を中心に多いです。
具体的な身体的な原因としては、主に以下のようなものがあります。
- 筋力の低下
- 血流が悪い
- 運動不足や生活習慣の乱れ
- その他病気や疾患など
主に、以上のようなことがきっかけで身体的な理由からEDになる方が多いです。
中年になると新陳代謝や筋力が低下しやすくなったり、男性ホルモンのテストステロンが低下しやすくなります。
そのため、体力や健康を維持することが大切になってきます。
混合的な原因で起きる
混合的な原因とは、心理的にも身体的にも原因があることで発症してしまうEDのことで、EDを発症する方のほとんどは、この混合的な原因によって起きます。
また、混合的な原因で発症したEDは自力で治したり改善することが難しいこともあるので、クリニックに受診したりED治療薬を服用するなどのケアが必要なことが多いです。
さらに、治療に加えて体力向上やストレス解消なども必要になってくるので、治療が長期に渡ることも少なくありません。
EDが治ったきっかけとは?
さまざまな原因によってEDは発症しますが、どんな原因で発症したEDも改善したり治ることがあります。
続いては、EDが治ったきっかけで多いものを、主に3つ解説します。
ED治療薬を使用した
EDが治ったきっかけで最も多いものは、ED治療薬を使用したことです。
特に混合的な原因によってEDになってしまった方は、自力で治すことや改善することが難しいので、クリニックを受診することが多いです。
そこで医師から適切な治療や説明を受け、治療薬を服薬することで効果的にEDが改善していき治る方が多いです。
また、クリニックに通ったことによる安心感などもEDが治った理由の1つでしょう。
性行為や恋愛によるストレスを解消した
過去に経験した性行為や恋愛で強いストレスを受けたことがある方は、そのことがトラウマになってしまい、EDを発症することが多いです。
そのため、過去に経験した性行為や恋愛によるストレスを解消することができたり、新たに楽しい経験をすることができた場合などがきっかけで、EDが治ることがあります。
主に、20代〜30代の若者でEDになる方のほとんどは、性行為や恋愛によるストレスが原因でEDになっています。
オナニーの方法を変えた
過度な刺激を与えるオナニーや性的刺激の強い動画などを見てオナニーをしている方は、EDになりやすいです。
また、オナニーをする時は問題なくても、実際に性行為をする時に刺激が不十分でEDになることは少なくありません。
そのため、今まで過剰なオナニーをしていた方の場合、オナニーの方法を変えて刺激を弱くすることで、EDが改善したり治ったりすることが多いです。
EDの改善方法
EDは、さまざまなきっかけによって少しずつ改善したり突然治ったりします。
しかし、放置しているだけでは、改善したり治すことが難しいので、しっかりと改善方法を知ることが大切です。
続いては、EDの改善方法について、主に3つ解説します。
生活習慣を改善する
EDは生活習慣を改善することで改善されることがあります。
不摂生や運動不足などで生活習慣が乱れていると、血行が悪くなり新陳代謝が低下したり筋力や体力が低下し、勃起機能が低下しやすくなります。
また、長期的な生活習慣の乱れはストレスも溜まりやすくなるので、心理的にも身体的にもEDを発症してしまう原因を増やしてしまいます。
そのため、EDを改善するためには、生活習慣を少しでも改善することが大切です。
ストレスを解消する
生活習慣が整っていても、人間関係や仕事、パートナーとの関係性などでストレスが溜まっていると、EDになることがあります。
また、我慢してストレスを溜め込んでいると、EDも悪化してしまう可能性が高いので、リフレッシュできるように休みを取ったり、趣味に没頭したりパートナーとの関係性を改善させるなどすることが大切です。
ストレスが少しでも軽減されれば、EDにも効果があるので、EDの方で強いストレスを感じている場合は、ストレスをできるだけ解消させましょう。
ED治療薬を使用する
さまざまな原因が混合的にあることでEDになっている方は、自力ではなかなか改善したり治すことが難しいです。
また、無理にEDのことばかり考えてしまうと、それがストレスになってしまい悪化する可能性もあります。
そのため、改善させるためには、クリニックを受診して適切な治療やED治療薬の服用をすることが大切です。
しかし、インターネットなどで販売されている安価のED治療薬などはほとんど効果が期待できないこともあるので、注意しましょう。
EDを改善するためにパートナーができること
自分の彼氏や夫などパートナーがEDを発症してしまった場合、EDを改善させるためにパートナーはどのようなケアをすればいいのか悩んでいる方は多いです。
ここでは、EDを改善するためにパートナーができることを、主に3つ解説します。
EDを受け入れる
彼氏や夫がEDになってしまい、性行為がほとんどできなくなってしまうと、関係性が悪化してしまう可能性があります。
また、彼氏や夫がEDであることの原因が、自分にあるのではないかと思ってしまう方もいます。
しかし、EDはデリケートな問題なので、単純な理由だけでは起きません。
そのため、EDであることをしっかりと受け入れて、改善するための何ができるのかなどを一緒に考えることが効果的です。
新しい刺激を与える
性的興奮に慣れてしまったり、パートナーに慣れてしまったことが原因でEDになる方もいます。
そういったことが原因でEDになっている場合は、普段とは違った性行為を行うことでEDが改善したり、突然治ったりします。
主に、「自宅ではなくラブホテルに行く」「使ったことのないアダルトグッズを使う」 などの新しい刺激を与えたり生み出してみることをおすすめします。
生活習慣を改善させる
彼氏や夫が仕事でストレスを溜め込んでいたり食生活や運動習慣が乱れていると、20代〜30代の若者でも、EDになってしまうことがあります。
特に、40代以降の中年の方であれば、EDが発症する大きな原因の1つになることもあります。
そのため、彼氏や夫の生活習慣を改善して、できるだけ健康的な日々を過ごせるように支えてあげることも効果的でおすすめです。
ED治療薬の種類と効果について
ED治療薬には、さまざまな種類があり、それぞれ効果や効き目は違います。
また、代表的なED治療薬は、主に以下の5つがあります。
- バイアグラ:世界的にも有名で、副作用があるが高い効果を3〜5時間持続させる
- レビトラ:強い勃起力を10時間前後発揮できるが、副作用が大きい
- シアリス:即効性が高く24時間以上効果が期待でき、副作用も少ない
- ステンドラ:副作用が出にくく強い勃起力を5時間前後発揮できる
- ザイデナ:やや強めの効果10時間ほどあり副作用が出にくい
ED治療薬は、体質や健康状態、症状によって処方される薬が違い、効果や副作用にも個人差があります。
さらに、医師の指示のもと適切に服薬することが大切なので、しっかりと意識しておきましょう。
ED治療薬は必要?
ED治療薬を服薬してEDが改善したり治った方は、EDを発症した方の中でも多いです。
しかし、ED治療薬は、少なからず副作用があり、適切に服薬しても体に負担がかかってしまう場合があります。
そのため、生活習慣の改善やストレスの解消、パートナーとの関係性の改善など、自分でできることを最初に行い、様子を見て必要か判断することをおすすめします。
また、自力でEDが改善できるようであれば、ED治療薬は必要ありませんが、全く改善されない場合は、クリニックを受診してED治療薬の服薬を検討してみましょう。
まとめ
EDは、40代以降の中年の方に限らず、仕事や失恋、その他人間関係によるストレスが原因で20代以降の若者にも発症することがあります。
また、自力で改善したり治すことができれば問題ありませんが、なかなか改善されずに悩んでいる方も多いです。
そのため、EDになってしまった場合は、今回解説した内容を参考にケアしたり、クリニックを受診してED治療薬を使用するか検討してみるようにしましょう。